お客様向け無料セミナーレポート:身体にうれしい「ゴマ」のお話(代田食品館7月21日)

“ゴマ”というと一般的に何かに振りかけて食べるもの、メインになることはなく食卓の中でも脇役中の脇役といったイメージですが、あるのとないのとでは大違いの魅力的な食材です。
最近では、ゴマの成分であるセサミンが健康成分として知られ、その栄養価の高さが注目されています。

7月21日、代田食品館で、そんなゴマのちょっと役立つお話を聞いていただこうと、お客様向けの無料セミナーを開催しました。
講師には、明治19年創業のゴマの総合メーカー、三重県の九鬼産業、土家さんをお迎えしました。

ごまの九鬼産業 × 信濃屋

ゴマの産地と種類

まずは、ゴマの基本から。

ゴマの原産地はアフリカのサバンナ地帯。
生産地は、アフリカや東南アジア、中・南米などの奥地が多く、国産のゴマは国内流通品のわずか0.03%ほどだそうです。
日本での栽培時期は5月~9月前後の約3ヶ月程度で、一反あたりの収穫量は40kg~120kg。この収穫量はお米の1/10程度だそうで、国産のゴマが貴重であることがうかがえます。

ゴマの花↓↓ゴマはゴマ科ゴマ属に属する一年生草

ごまの九鬼産業 × 信濃屋

日本で食用とされている一般的なゴマの種類は皮の色から「白ゴマ」、「黒ゴマ」、「金ゴマ」の3種類ですが、ゴマの栽培品種は約3000種以上あると言われています。

一番左の「ミックス」は食用ではなく搾油用。
搾油用のゴマ、初めて見ました。

ごまの九鬼産業 × 信濃屋

ゴマの健康成分

まず注目したいのがセサミン

セサミンはゴマに含まれる抗酸化物質の一種ですが、最大の特徴として脂溶性だということです。

セサミン以外にも抗酸化物質はありますが、多くは水溶性で血液中に溶け出してしまい、肝臓まで届きません。
しかし、セサミンは肝臓に取りこまれ肝臓内で代謝し、強い抗酸化性を発揮します。
身体の中で確実に働く優れた抗酸化物質なのです。

セサミンの効能

肝臓内でしっかりと働くセサミンは、アルコールの代謝を促し、二日酔いの予防などの効果が期待できると言われています。
その他、悪玉コレステロールを減らす効果があるとされ、動脈硬化による心臓病や脳卒中などの予防、血圧上昇抑制の効果も期待できることが実証されています。

ゴマには栄養がいっぱい!

カルシウム、鉄、食物繊維、マグネシウム、ビタミンB1・B2・Eなども含まれています。

これだけ栄養価の高いゴマ。
土家さんは、そのままだと栄養価を吸収することなく体外に排出されやすいので、煎りゴマやすりゴマにして、大さじ2杯程度を毎日摂取することをおすすめしていました。

胡麻油の種類

胡麻油は、ゴマの焙煎・圧搾の方法などでその香りの強さやまろやかさ、見た目の色合いが変わります。

下の写真は焙煎の仕方の違った胡麻油を並べたものです。
どれも一番左のミックスゴマから搾油されました。

左から2番目の色が白に最も近いものは焙煎されていないものです。
右に行くほど焙煎の度合いが強くなったもので、色が濃くなればなるほど、香ばしく香りが強くなります。

ごまの九鬼産業 × 信濃屋

ごまの九鬼産業 × 信濃屋

好みもありますが焙煎していないものはクセが無いので炒め物などに、焙煎が強いものほど料理のアクセントにドレッシングなどにおすすめだそうです。

胡麻油は食用油の中でも酸化しにくい油とのこと。
普段使っている食用油のレパートリーに加えれば、料理の幅がグンと広がりますね。

九鬼産業さん胡麻油のこだわり

講師を務めていただいた土家さんの会社、九鬼産業さんの胡麻油へのこだわりをご紹介します。

圧搾法:
創業以来120年以上、守り続けてきた「圧搾法」。ごまへの圧力だけでごま油を搾りだす製法です。手間と時間がかかりますが、ごま本来の持つ香りと味を引き出すため守り続けている九鬼産業の伝統です。(九鬼産業HPより)

ろ過:
透き通るようなごま油にするために、2週間以上静置させ、きれいな上澄みだけを和紙や布を使って何度も繰り返しろ過します。じっくりと時間と手間をかけることで、雑味のない整った味わいのごま油に仕上がります。(九鬼産業HPより)

歴史と伝統ある九鬼産業の胡麻油。信濃屋イチ押しの胡麻油です。

胡麻油を使った簡単レシピ

土家さんに胡麻油を使った創作料理を教えていただきました。

タコの胡麻油のカルパッチョ

ごまの九鬼産業 × 信濃屋

カルパッチョというとオリーブオイルが定番ですが、胡麻油とお塩のカルパッチョです。
ゴマの香ばしい風味が海鮮にぴったりで、新鮮な美味しさでした。

そうめんに

ごまの九鬼産業 × 信濃屋

胡麻油と麺つゆを混ぜて、そうめんと和えたもの。
いつものそうめんに飽きたらぜひやっていただきたい一品です。
さっぱりしていますが、胡麻油の風味とコクでお腹もいっぱいになります。
夏バテ防止にピッタリです。

アイスクリームに

ごまの九鬼産業 × 信濃屋

バニラのアイスクリームに胡麻油をかけたもの。
これは大げさでなく本当に美味しくて、自宅に戻ってからすぐにやってみました。
アイスクリームと胡麻油をよく練ってジェラート状にするのが美味しくするポイントです。

パウンドケーキに

ゴマの九鬼産業 × 信濃屋

ケーキを焼くのに通常、バターを使いますがそれを胡麻油に変えたものです。
バターで焼くより少しふんわりした感じはなくなりますが、それがまた違った美味しさでした。

ゴマのラテ

九鬼さんから販売されているゴマを使ったラテ。

ごまの九鬼産業 × 信濃屋

ゴマの風味がしっかり感じられた、ゴマそのものを食べているようなラテ。
ほのかな甘みが美味しくて、ホッと癒される味わいです。
健康のためと、ゴマを毎日そのまま摂取するのは難しいですが、これだったら毎日飲めますね。

ゴマの基本から効能、そして簡単レシピまで。
幅広いけれどしっかりとポイントを抑えた土家さんのお話はとてもわかりやすく、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
土家さんのレシピはどれも美味しくて、早速その日の夕食の一品にできそうなものばかり。
参加されたお客さまも終始笑顔で、30分という短いセミナーでしたが充実したとても楽しい時間となりました。

参加されたお客様ありがとうございました。
土家さんありがとうございました。

ごまの九鬼産業 × 信濃屋

ごまの九鬼産業 × 信濃屋

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今回ご協力いただいた企業様

九鬼産業株式会社

食品の安全・安心を追求し、継続的な改善、仕組みのレベルアップを行う、おいしさと品質に定評のある
明治19年創業のゴマの総合メーカー。
搾油後のゴマの粕やゴマの皮などを用いて有機肥料をつくり、それを活用した農産物づくりを行うなど農業へも参入。
エネルギーを使うだけでなく‘つくる’企業として地球環境のため太陽光発電パネルを設置する等、「日本の食の質」を尊び、柔軟な視点で多角的に取り組む革新的企業。

http://www.kuki-info.co.jp/

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