【お客様向け無料セミナーレポート】無農薬・無化学肥料、完全有機栽培のお茶。葉っピイ向島園(代田食品館1月12日)

静岡県で36年間、無農薬・無化学肥料、完全有機栽培のお茶栽培・製造を行っている葉っピイ向島園。お茶で初の有機JAS認定を取得した茶農園です。
お茶を人間と同じ「生」ある生き物として、人間と自然との共存を目指したお茶作りを行っており、その活動は、漫画「美味しんぼ」で取り上げられるなど、数々のメディアで注目されています。
そんな葉っピイ向島園の薗田さんをお招きして代田食品館でお茶のセミナーを開催しました。

葉っピイ向島園 × 信濃屋

無農薬・無化学肥料、完全有機栽培のお茶

薗田さんは、葉っピイ向島園のお茶は、「完全有機栽培」だといいます。有機栽培にあえて「完全」とつけるのです。

法律上、有機認定の規定の中には使用しても良い登録農薬があり、遺伝子組み換え肥料も使用を許可されたものがあります。
そのため、有機栽培と書かれていても、法律上許可された範囲で、農薬や化学肥料が使用されている場合があります。
葉っピイ向島園は、許可された農薬・化学肥料ですら使用していません。
無農薬・無化学肥料による有機栽培です。

生命の和(調和)を崩さない農業を

葉っピイ向島園が無農薬・無化学肥料にこだわる理由が、公式サイトを拝見するとよくわかります。

この地球上にはとても多くの生物(植物・動物・人間も含む)が生存しています。
(中略)
現実的には、地上にあるものすべて一つ一つが自然の仕組みの中では掛け替えのない役割を担っているのではないのでしょうか。

確かに農薬・化学肥料はある面から見ればとても妥当な方法だと思われます。しかし、生命の次元で観た場合には大きな輪としてつながっているそれぞれの命の流れを途中で絶ち切る事になるのです。

(葉っピイ向島園HPより)

● 農薬大国日本

日本は農薬大国といわれ、農薬使用率世界トップ3です。有機JAS認定されている農産物は全体のわずかに0.2%。
農薬使用が当たり前の日本にあって、既に自然のバランスに狂いが生じている中で、無農薬・無化学肥料によるお茶の栽培は至難の業です。
けれども、彼らは無農薬・無化学肥料の有機栽培にこだわります。

お茶(植物)もひとつの「生」ある生き物。生命の和(調和)を崩さないように農業をさせて頂く。生きる為に、折り合いをつけ共存していく・・・

(葉っピイ向島園HPより)

目先の利益を得るためだけの農業ではなく、地球規模で考えた農業を行うこと、自然と人間の共存を目指した農業。それが向島園の茶栽培です。

彼らが彼らの有機栽培に、あえて「完全」とつけるのは、法律で認められている農薬ですら使用することなく、未来の地球を見据えた彼らの信念の元、数多の困難や苦労を乗り越え、無農薬・無化学肥料による有機栽培を確立していることへの自信と誇りの表れなのです。

今、私達に求められているものは、命の次元で物事を観てゆくことなのではないでしょうか。そして、生あるもの総ては、単独で生存出来ているのでは無く、みな一つの輪としてつながっていることを思いだし、今まで、私達人間が断ち切って来た輪を、元の状態に戻すことが、なによりも大切なことではないのでしょうか?
向島園はお茶を通してこんなメッセージを伝えていきたいと思っています。

(葉っピイ向島園HPより)

向島園の一本仕立て

お茶は、同じ品種を育てようとすると自家受粉しないため挿し木でしか育てられないそうです。
しかし、挿し木で育てた茶樹は実生(みしょう:種から芽を出し生長すること)から育てた茶樹に比べ、生命力が弱く病気などに負けてしまいます。

向島園では、農薬・化学肥料を使用せずとも、病気知らずの生命力のある茶樹を育てる方法として、「一本仕立て」という方法を生み出しました。
それは、挿し木栽培をより実生に近づけるというものです。

一般的な挿し木栽培は、二節二葉の挿し木で育苗室で栽培しますが、向島園では挿し木を極限の小ささである一節一葉で、自然の畑の真ん中で育てます。木と木の間隔も一般的には30センチ以下ですが、50センチ以上は空けるそうです。強い風雨や鳥害などにみまわれ、効率も悪く相当な苦労があったそうですが、15年の歳月を経て完全有機栽培の一本仕立ての栽培方法を確立しました。

一本仕立てで栽培された茶樹は、通常栽培の茶樹と比べ、幹の太さは10倍以上、根も4倍以上伸び、栄養成分として注目されているカテキンも10倍以上です。

葉っピイ向島園 × 信濃屋
(セミナーで使用した資料より)

ほうじ茶を作りました!

向島園の茶葉で、みんなでほうじ茶を作ってみました。
どのほうじ茶が美味しいか競争です!

葉っピイ向島園 × 信濃屋

コンロで茶葉を煎ります。焦げないよう常に振っていたので、結構、腕が疲れました。

葉っピイ向島園 × 信濃屋

浅煎り、深煎り、煎り方は皆それぞれ。

葉っピイ向島園 × 信濃屋

最後は、どのほうじ茶が一番美味しかったか多数決。
好みがわかれるところです。

葉っピイ向島園 × 信濃屋

薗田さんの明るく楽しいお話と、ほうじ茶を自分でつくるという初めての体験に、参加されたお客様みなさま楽しそうで、とても盛り上がったセミナーとなりました。
お茶請けに静岡県のお菓子までご用意くださって、本当にお気遣いのある薗田さんの明るく優しいお人柄、そして向島園のお茶にみなさま魅了されたようでした。

ご参加いただきましたお客様ありがとうございました。
薗田さん、ありがとうございました。

葉っピイ向島園 × 信濃屋

葉っピイ向島園 × 信濃屋

—————————-
今回ご協力いただいた企業様

葉っピイ向島園

静岡県で現在29歳の若き2代目が営む茶農園。
38年前、無農薬・無化学肥料の完全有機栽培を始めた先代の
「お茶の側に立って物事を見る事。お茶を自分と同じ生命体としてとらえる事。」
という教えを受け継ぎ、単なる農業ではなく命の次元で考えた茶栽培・製造を行っている。
近隣の大学や地元の人たちとの交流も活発に行い、お茶を通じて自然と人間の在り方について発信している。

葉っピイ向島園公式ホームページURL
http://www.mukoujimaen.jp/

—————————-

本当に美味しいものには理由がある!

信濃屋ではお客様に商品のよさを知っていただき納得してご購入いただくために、その商品を作っている生産者によるセミナーや試食販売を定期的に実施しています。

生産者自らが商品の良さ、商品に対する想いを発信することで、よりお客様にその商品について理解し納得してご購入いただく機会になればと思っています。

本当に素晴らしいものを作っている生産者とお客様をつなぐ、それが信濃屋の役目です。

You may also like...